おにぎり時々オムライス

ギリ生き芸人の戯言

無期限の特別休暇申請

私には「担当」と名乗っているアイドルが4人いる。

1人目は初めてJr.の中で担当になった深澤辰哉くん。2人目は初めて掛け持ちとして担当になった松村北斗くん。3人目は初めて無所属の中で担当になった野澤祐樹くん。

みんな、みんな私が胸を張って担当と言える天才ばかりで、色んなところから担当の色んな情報が入って来るのが楽しくて、毎日ほんとに幸せだった。

でも、4人目の担当、松田元太くんが現れてからなんとなく私の中の気持ちの面で今までと違うところが出てきて、ちょっとだけ戸惑った。3人の掛け持ちを成立させてきたんだから4人も大丈夫だと思ってた。思ってたのに....

 

私はそもそも3人の掛け持ちも出来てなかったのかもしれないと今になって思う。

このブログは3人の中の2人、松村北斗くんと深澤辰哉くんに関するケジメの話。

 

担当が3人になったのは私が学生のとき。時間はあるけどお金が無くて、夏の現場ラッシュ時は毎日3食素麺生活をしていた。ジャニーズJr.はその時、その瞬間でしかコンサートが見れない。今は情報局でダイジェスト映像が見れるけど、それでも実際にコンサートに入った人と同じ感動が味わえるかと言えばそうじゃない。入らないと分からないんだ。そう思っていた私は置いてけぼりになるのが怖くて、全滅だったキントレのチケットを必死で探した。キントレはユニットそれぞれの単独と2グループずつの合同公演があった。単独も見たかったけど金銭面的な問題で難しく、担当のふっかさんと北斗ちゃんを同時に見れるSnowManSixTONESの合同公演のチケットを探した。

友達に一般で取ってもらったり、心優しい方に譲って貰ったりして入る事が出来た。もう本当に、ほんっっっっっとに楽しかった。ふっかさんも北斗ちゃんも、少年たちで兄弟役をしているからか2人でわちゃわちゃする事が多くて終始楽しそうで、最高の夏の思い出になった。

SnowManSixTONESはよく一括りにされる事が多くて、所持金ギリ生き芸人の私にはとても有り難かった。同時に左右のバルコニーに出てきたときはどっち見たらいい!?!?って思うのも凄く幸せだった。

 

もう1人の担当である野澤くんは無所属で、次いつどの現場にいるのかも分からなくてめちゃくちゃ不安になったときもあったけど、ユニットの2人といい感じにバランスを取ってオタク出来るのはいいかなと思ってた。何回かほんとに死にそうになったけどこの話をするとめちゃくちゃ長くなるので割愛。

 

そしてこのコンサート、キントレすのすと合同公演が、私が深澤担、北斗担として入った最後のコンサートになる。

 

それからの2人の現場は試験が重なったり、単純にお金が無かったり、行く予定だったのに就職先の行事と重なったり、そもそもチケットが当たらなかったりで全く行けなかった。行けなかっただけなら良いものを、別ジャンルにハマって行かないと選択した現場もある。

この「行く予定だったのに就職先の行事と重なって行けなかった」現場が横アリ単独コンサートだ。終わった後のレポを読んだ私は、行ってないのにずっと涙が止まらなかった。行ってないのに、じゃなくて行ってないから。大好きなグループが広い会場で単独コンサートを成功させたのに、それを見届けられなかったのが悔しくて。

今は情報局でダイジェスト映像が見れるけど、それでも実際にコンサートに入った人と同じ感動が味わえるかと言えばそうじゃない。入らないと分からないんだ。

まさにこの状況ドンピシャ!仕事の行事だから仕方ないと思ったけどやっぱり無理で、レポ見るのもしんどかった。ここから少しずつ、ふっかさんと北斗ちゃんから距離を置くようになった。

 

そしてこのベストタイミングで野澤くんの現場EPCOTIAがやってきて、なんとか気持ちを保つ事が出来た。これが掛け持ちの良いところだなって当時は思ってた。

そんなときに4人目の担当、松田元太くんが現れた。

 

4人に増えてから、自分の中のオタクをするに当たっての7ルールを書いた。

担当掛け持ちオタクの7ルール - おにぎり時々オムライス

書いたのはいいものの、これはただの私の中の「こういうオタクでいたい」という「理想」であって、現実の自分とはかけ離れていると最近読み返して思った。

だって!!自担の!!コンサートだよ!?!?!舞台だよ!?!?行きたくない訳なくない!?!?!?! 行かないという選択が出来る訳なくない!?!?!?!?!

優先順位なんてカッコよく言ってみたけど、そんなの決められる時点でもう心の中では分かってたんだと思う。でも認めたくなかった。行かない選択を間違いだと思いたくなかった。だってまだ好きなんだよ!!!好きなんだけど、ついこの前、SnowManSixTONES、TravisJapanの単独コンサートが発表されて、案の定私の名義は全滅だった。そしてチケットを探そうと決めたのはTravisJapanのコンサートだった。

SnowManSixTONESも、行けるなら行きたいよ。だって大好きだもん。去年の夏から会えてないんだもん。団扇を持って、君のファンはここにいるよって伝えたい。大声でグループ名を叫びたい。でも飛行機代はバカ高いし夏休みだけど仕事は普通にあるから時間もお金も無い。そしてまたみんなと差が出来る。

就職したらお金が増えて現場にも沢山行けると思ってたけど、就職したら担当も増えたから結局お金は増えなかった。ただのアホだよね。笑っちゃう。

 

でも松田元太くんを担当に迎えた事に後悔はしてない。担当が増える度に色んな初めてが増えていくのはホントに楽しい。

 

勝手に好きになって勝手に離れるの、ほんとにオタクって勝手だなって思う。でも、私の中には「担降り」という概念が無いので、これは決して担降りブログではないという事だけは言っておく。

とりあえず今は野澤祐樹くんと松田元太くんを担当として私という棚の1番上に置かせて欲しい。

ふっかさんと北斗ちゃんとの思い出は一旦引き出しの中に閉まって。深澤担と北斗担の無期限の特別休暇を申請する。「担当」に休暇を貰うだけで、「好き」という感情はずっと棚の上にあるから。

またいつか、私がもっと時間の使い方が上手くなって、もっとお金のやり繰りもうまくなって、堂々と担当と名乗れるまで。

 

それまで、ちょっとの間だけ、お休み。